数カ月間、ブリ男には夕食のときにウェットフードを出していました。
それを最近朝夕ウェットフードに切り替えて、ちょっとホッとしています。
参考：［猫の食習慣］ブリ男のゴハン、見直しました。
ブリ男がおチビちゃんのときは暴れ回って水をごくごく飲む子だったので水分摂取量はあまり気にしていなかったのだけど、大きくなって大人しくなるにつれ水を飲む量が減り、ウェットフードをもっと増やさねば…と悶々としていました。
その一方で、まだまだ成長期なのでカロリーも栄養素も多いドライフードを減らしたくないという気持ちもある。
仔猫用のハイカロリーな総合栄養食タイプのウェットばかりを与えていれば心配は要らないのでしょうけど、ウェットに関してはお楽しみ要素が強いと思うので、あまりガチガチに制限したくないと思っていたのですね。
ブリ男の体重が５キログラム近くなり、骨格しっかりずっしりな成猫サイズになると「どんどん栄養を与えねば！」というプレッシャーもなくなって、カリカリを少し減らしてウェットを増やすことができました。
ブリ男的にはどうかというと、「ウェットが増えて嬉しい！」というカンジも「もっとカリカリ寄越せ！」という雰囲気もなく、食べられればいいでーすという風に何でもガツガツ食べています。
キトン用カリカリを拒否したときには「この子は食に神経質な子なんだろうか」と戦々恐々としたものですが、大らかに何でも食べてくれる子に育って非常にラクさせてもらっています。
朝夕ウェットフードに切り替えて、水分をしっかり摂っているという安心感を得られたと共に、フードの管理がラクになった感覚があります。
というのも、これまでは２日で１缶のペースだったから、冷蔵庫に入れてあるとはいえ傷みや劣化が心配だったんですね。
香りが飛んでしまうと食べなくなる子もいると聞くし、人間の鼻で嗅いでも開封し立ての方が美味しそうに感じるし、開封から時間が経ったフードにいいことなんかないよなあ…ともやもやしていました。
それが１日１缶のペースにしてみると、開封して12時間後には完食させられるので気が楽になりました。
あとは、フードを出す方の飽きもなくて楽しい。
今日はツナ、明日はラム、なんて日替わりで次々出せるので、楽しみが倍増しました。
ウェットフード費用が倍かかるのに管理がラクになったっていうのも変なハナシですが、まあ何万円もかかるわけでもないですしね。
ブリ男がウチに来たばかりの頃は「所詮畜生の餌なんだからそこそこの費用をかけりゃ充分」と考えるようにしていました。
そうでもしないと猫可愛がりしてエスカレートしそうだったからです。結局はエスカレートしてブリ男中心の生活になっているわけですけれど。
仮に300円の缶詰を毎日開けるとすると、月に9,000円。それプラスドライフード代。
これが大して関心のないことに使うお金だとすると高いですが、毎日熱狂している対象にかける金額としてはさほどでもない気がしています。これで毎日の安心感や楽しみが買えるなら安い安い。
ま、初老のひとり暮らしだから猫の食費も贅沢できるんだけどね～。
とブリ男にはいいモノを食べさせている自負があったのですが、知人は猫の食費が月に２万円だそうです…。
市場で買ってきた刺身しか食べないんですって。
うーん、いくらブリ男が可愛くてもそうなったら面倒くさいわ。
今のまま、市販のキャットフードなら何でも食べる程度の食いしん坊でいてほしいものです。と思ってしまうヘタレな飼い主でした。
